きろく

何者でもない

2023.8.7

朝の不安感がひどい。不安、焦り、恐怖、これらの感情に支配されて身動きがとれない。食欲も減退している。夕方過ぎからは落ち着いてくるとはいえ、朝がこんなに苦しいと落ち込みもひどくなる。
今日はあまり食欲がなく、朝、昼と食事を残してしまった。明日はもっと食べられるようになるといいが。午後イチの作業療法を予約していたがキャンセルした。
15時、医師の診察を受ける。抗うつ剤を飲むことになった。レクサプロという薬。抗うつ剤は初めて飲む(とはいえ、ミルタザピンというのは数週間飲んだことがあるが)ということもあり、医師は出すかどうか迷っていたようだ。効き始めるのに2週間以上かかるらしい。医師は私と苗字が同じだ。ひょうひょうとしていて、話しやすい。昨日散歩に行ったと告げたら、あらすごいねと言われた。入院中、人と話すことがないのですぐ救われた気持ちになる。
18時、夕食も残してしまった。食べることは資本なのでなるべく食べるようにしたい。19時半、すでに横になっている。あと一時間すると睡眠用の薬が運ばれてくる。
20時半。レクサプロで早速吐き気? のようなものを感じる。気のせいかもしれないけど。
21時半。オランザピンはそのまま継続して処方された。ひとりの私として、誰のものでもなく存在している。この病室で。こんな体験も稀なものかもしれないから少しは楽しんだほうがいいのかもしれないな、と思った。入院なんてそうそうできるもんじゃないから。夜ってなんでこんなに贅沢で自由なんだろうとなぜか感じた。だがもう眠い。